演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

血液透析症例における血清dickkopf-1濃度の検討

演題番号 : P-3-054

小川 裕二郎:1、平山 浩一:1、樋口 貴士:1、今泉 雅博:1、丸山 浩史:1、宮本 和宜:1、垣田 朋子:1、長井 美穂:1、藤田 省吾:1、下畑 誉:1、小林 正貴:1

1:東京医科大学茨城医療センター 腎臓内科

 

【目的】dickkopf-1(DKK-1)はWnt-signalを阻害して骨芽細胞の分化・増殖の抑制作用を有しており、多発性骨髄腫の骨病変合併例では、その血清濃度が高値となる。しかし、血液透析(HD)、慢性腎臓病(CKD)症例でのDKK-1検討の報告はない。今回、HD症例の骨ミネラル代謝異常におけるDKK-1の関与を検討した。 【方法】維持HD60症例とCKD20症例を対象とし、ELISA法にて血清DKK-1濃度を測定し、臨床指標との関連を比較検討した。 【結果】血清DKK-1濃度はHD症例とCKD症例との間に有意差を認めなかった。HD症例において、血清DKK-1濃度と各種指標との間に有意な相関関係は認めなかったが、血小板数との間には有意な正の相関関係(r=0.612、P<0.001)を認めた。 【結論】血清DKK-1濃度はHD症例での高値は確認できず、骨代謝マーカーとの関連も確認し得なかった。しかし、血小板数との強い関連があり、動脈硬化・石灰化との関連を検討する必要があると思われた。

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