演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析導入前に診断された原発性副甲状腺機能亢進症の一例

演題番号 : P-3-052

宮園 素明:1、實松 麻衣:1、光武 涼子:1、岸 知哉:1、宮崎 博喜:1、陣内 寛:1、島津 倫太郎:2、門司 幹男:2、佐内 透:1

1:佐賀大学医学部附属病院 腎臓内科、2:佐賀大学医学部附属病院 耳鼻咽喉科

 

【症例】60歳代男性。高血圧に伴う慢性腎不全があり外来加療中(sCr: 6mg/dl前後)。20XX年10月、自覚症状はないものの採血にて高カルシウム血症(補正Ca: 10.7mg/dl)と、インタクトPTHの上昇(intact PTH: 892pg/ml)を認めた。頚部エコーでは右甲状腺背側に17×13×11mmの結節病変と、MIBIシンチでは甲状腺右葉に重なり異常集積を認めた。クレアチニンは緩徐に上昇を認め、術前sCr: 7mg/dl前後であったが、体液異常や尿毒症症状、高カリウム血症などは見られなかったため、術前には透析導入をせず、翌年1月14日に右副甲状腺腫瘍摘出術を施行。術中迅速iPTHは摘出前907pg/ml、摘出後10分で204pg/mlと低下を認めた。また術後3日目の採血では補正Ca: 8.4mg/dlと正常化した。今回は臨床経過より原発性副甲状腺機能亢進症と考えられた症例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する。

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