演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

血液透析患者(HD)における骨ミネラル代謝異常(MBD)の治療と鉄代謝への影響

演題番号 : P-3-049

徳山 正徳:1、蓮池 由起子:1、海邉 正治:1、名波 正義:1、八尋 真名:1、堀 加穂理:1、永井 孝憲:1、福本 裕美:1、宮本 孝:2、西庵 良彦:2、野々口 博史:1、中西 健:1

1:兵庫医科大学内科学 腎透析科、2:宮本クリニック

 

【目的】HDでは骨ミネラル代謝異常(MBD)や貧血の合併がQOLや予後に大きく影響する.2HPTは,造血刺激因子製剤に対する低反応性の一因であり貧血と関連しうる.HDの貧血には鉄の貯蔵を伴う鉄代謝異常が関与することから,2HPT治療と鉄代謝異常との関連を検討した.【方法】対象は,Ca受容体作動薬(CaM)等で2HPTの治療を行ったHD 40名.CaM投与開始前後の血清Ca,P,iPTH,鉄,フェリチン,ALP値や骨量(手骨,腫骨)を測定し,治療の影響と鉄代謝の変化について検討した.【結果】CaM投与開始によりiPTH値は3か月後およびそれ以降は有意に低下した.投与後のP値は有意に低く,骨量は経年的に減少した.治療後のフェリチン値は有意に低下し,治療開始時iPTH値が低い患者の方が明らかであった.【結論】2HPT治療が鉄代謝に影響を及ぼす可能性すなわちMBDの改善により鉄の利用能が改善する可能性が示唆された.

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