演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

断裂に加え不完全拡張であったステントに対してコンクエストを用いて修復と再拡張が可能であった1症例

演題番号 : P-3-033

椛島 成利:1、穴井 美希:2、藤本 陽子:2、中俣 潤一:2、古野 由美:2、柴田 達哉:1、鐘江 香:2、芹野 良太:2、田村 雅仁:1、尾辻 豊:2

1:産業医科大学病院 腎センター、2:産業医科大学病院 循環器・腎臓内科

 

症例は90歳代の女性。平成XX年10月に慢性腎不全で維持透析がスタートする。11月に左前腕にAVG(上腕動脈~上腕部尺側皮静脈)が作製された。その後、数ヶ月おきにGV吻合部の狭窄を生じるために翌年11月にSMART stentを留置される。治療後もstent内狭窄を頻回に繰り返し、その度ごとにPTAを繰り返していた。翌々年9月にはAVGの完全閉塞を来し、当院へ治療目的で来院する。AVGは完全閉塞し、さらにstentは断裂と不完全拡張を呈していた。血栓溶解術を行った後にコンクエスト7mm4cmを用いて最大28気圧で拡張した。アクセス血流は再開し、断裂したstentはズレが修復され、ほぼ完全拡張を得ることができた。コンクエストはこのような不完全拡張を呈したstentでも再拡張が可能であり、VAIVTにおいて非常に有用なデバイスであることが示唆された。

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