演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

皮下トンネル部分で断裂を生じた長期留置型カテーテルの一例

演題番号 : P-3-019

多留 賀功:1、張 紅:1、松永 恒明:1、金子 洋子:1、石津 隆:1

1:つくばセントラル病院 腎臓内科

 

症例は80歳代男性、20XX年1月に血液透析を導入、内シャント作成困難のため、同年2月左内頚静脈より長期留置型カテーテルを挿入し、同年3月より当院で週2回の維持血液透析を継続していた。翌年11月貧血の進行を認め入院、胸部レントゲン写真でカテーテルのカフ近位部の断裂が強く疑われた。造影を行ったところ、カフ付近で両側ルーメンの交通がみられた。左内頚静脈のカテーテルを抜去、右内頚静脈より新たなカテーテルの挿入を行った。抜去したカテーテルはカフ部分で短軸方向の不完全断裂を認めた。同部位の打撲など外傷の既往も無く、皮下トンネル内部での断裂は頚部伸展に伴い生じたものなどが疑われたが原因不明であった。 長期留置型カテーテルは、内シャント作成困難例や心機能低下例などにおいて有用なデバイスである。本症例のように留置後ある程度の期間が経過してからの断裂も生じうることから、胸部レントゲンでカテーテル全長を定期的に確認するなどの管理を要すると思われた。

前へ戻る