演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析中の抜針事故予防対策を試みて

演題番号 : P-2-351

濱端 健次:1、佐藤 慎悟:1、山本 初美:1、出口 葉子:1、柴崎 寿江:1、大畠 左文:1、岡本 昌典:1

1:済生会和歌山病院 腎センター

 

【目的】抜針事故は透析時の重篤な事故として,多く報告されているが,そのほとんどが針と皮膚の固定不良と考えられている。今回,抜針事故防止を目標に,ドレッシングテープによる穿刺針の固定を行い,その有用性について検討した。 【方法】 当院で起こった抜針事故の原因を分析し,抜針事故を起こした3名の患者と,同様の事故を起こすリスクの高い患者10名に対して,固定法を従来のガーゼとサージカルテープによる固定から,針先にドレッシングテープを使用し,回路をU字固定に変更した。 【結果・考察】 ドレッシングテープによる穿刺針の固定に変更することで,2009年11月から1年間,当院透析室での抜針事故は皆無であった。また,ドレッシングテープを貼付している患者は,抜針事故を起こす可能性が高い患者と認識でき,穿刺部や回路の観察強化が,事故防止につながったと考えられた。 【結語】 ドレッシングテープによる針先固定は,穿刺部の観察が容易で安全性,確実性に富んだ固定法であり,抜針事故防止には有用である。

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