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開催回
第56回・2011年・横浜
 

ボタンホール穿刺患者の心理的変化を考察した1例~PDに戻る予定だったHD患者とのインタビューから~

演題番号 : P-2-257

植田 麻実:1、佐藤 正一:1、左海 尚子:1、大栗 克之:1、青柳 健一:1、土岐 清秀:1

1:日野クリニック 血液浄化室

 

【目的】シャント肢の外見的問題によりPDに戻る予定だったHD患者を通じ、ボタンホール(BH)穿刺がおよぼした心理的変化を考察した。【症例】40歳代女性、透析歴8年、PDからHDに移行。【患者背景】PDをしていた頃、院内でHD患者の肌の色素沈着や穿刺痕の目立つシャント肢を目の当たりにし、HDに移行した後の身体的イメージの不安を感じていた。PD+HDに移行後、繰り返される穿刺ミスによるシャント肢の腫脹を経験し、より一層HDに対し悲観的になった。しかし、腹膜を約1年間休息させてから再度PDに戻ることを条件にHDへの移行を受け入れた。その後当院に転院し、BH穿刺を行った。【考察】BH穿刺により、穿刺痕が目立たない実体験をしたことで自らの身体的イメージを保てた結果、PDへ戻りたかった気持ちがHDを続けていく気持ちへ変化した。【まとめ】BH穿刺は、シャント肢におけるボディ・イメージの改善も期待できる穿刺法だと考える。

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