演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

カーボスター(R)(CAB)使用時のイオン化カルシウム(iCa)値の検討

演題番号 : P-2-165

荒井 良博:1、宇佐美 誠:1、高山 濯:1、島津 偉一:2、鈴木 信之:2

1:たちばな台病院 透析センター、2:たちばな台病院 人工透析内科

 

【目的】透析液のpH調整剤としてクエン酸を使用したCABは,クエン酸によるCaキレート作用により透析液iCa値が低いことが知られている.透析液実効iCaと透析後の血液中iCa値の差の検討を行った. 【方法】当院でCABによる維持血液透析を行っている患者10名のiCa及び透析液iCa値を毎月測定した.さらにin vitroにて個人用透析装置にて作成されたCABに塩酸を添加しpHを変化させ透析液の変化を実験的に観察した.【結果】CABの平均的な透析液iCaは1.04mmol/L,pHは平均7.625であった.透析後の血液中iCa値は平均1.25mmol/L,pHの平均は7.470であった.CABは塩酸の添加により酸性となりiCa,CO2値は上昇した.【結論】CABのiCaは添加されているクエン酸とのキレート,重炭酸などとの結合により低い値を示しているが,pHが高いため重炭酸などとの結合が多くなっていると考えられる.透析液が透析膜を介し血漿と接することによりpHが低下しiCaが増加し,透析液のiCaより血液中のiCaが高い値なることが一因であると考えられる.

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