演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

B型肝炎ワクチン接種によりHBc抗体が陰性化したIsolated anti-HBc の維持血液透析患者の一例

演題番号 : P-2-140

真野 勉:1

1:札幌南青洲病院 腎臓内科

 

【症例】70歳代男性、透析歴2年、原疾患は糖尿病、HBs抗原及び抗体陰性(定性:イムノクロマト法)、HBc抗体陽性(CLIA法)であり、Isolated anti-HBcとされる状態であった。HXX年10月、組換え沈降B型肝炎ワクチン常用量を皮下注(1回目)、更に4週後(2回目)と24週後(3回目)に追加接種(皮下注)した。ワクチン2回目接種後1ヶ月経過までHBc抗体は陽性(5~13 S/CO)であったが、3回目の接種前には陰性化(0.1 S/CO)し、以後8ヶ月陰性のまま経過している。HBs抗体(定性)はワクチン2回目接種以後陽性となったが、定量(CLIA法)は10mIU/ml以下であった。 【考察】HBs抗原陰性の場合、HBc抗体陽性は、HBV既感染の指標でありほぼ生涯持続し、occult infection 予防などで重要な指標となる。本症例のHBc抗体陰性化の機序は不明だが、ワクチン接種及び透析患者である事が何らかの影響を与えた可能性がある。

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