演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

PWAT施行後に絞扼性イレウスを発症した一例

演題番号 : P-2-088

三橋 洋:1、戸谷 義幸:1、柳 麻衣:1、大澤 正人:1、金岡 知彦:1、吉田 伸一郎:1、山田 裕貴子:1、涌井 広道:1、田村 功一:1、梅村 敏:1

1:横浜市立大学附属病院 腎臓高血圧内科

 

【症例】50歳代男性。20XX年6月28日よりカテーテル位置異常。ガイドワイヤーによるα修復術を試みたが改善せず。カテーテル造影所見より大網懸絡によるカテーテル閉塞と考えられ、7月12日下腹部切開示指挿入矯正法と大網切除術を施行。同時にカテーテル位置異常の再発防止のため、PWAT(Peritoneal Wall Anchor Technique)を施行。その後問題なく腹膜透析を継続していた。10月23日に急激な腹痛を発症し、イレウスで腹膜刺激症状も伴っていたため緊急手術施行。術中所見ではPWATにて腹壁に固定したカテーテルと腹壁の間に小腸が入り込み、絞扼性イレウスを発症しており、小腸部分切除術とカテーテル抜去を行った。【まとめ】カテーテル位置異常は頻度が高く、カテーテルの機能異常を起こすと腹膜透析の継続の是非にかかわる重大な合併症である。PWATはカテーテル位置異常を予防する有効な処置として期待されているが、合併症として絞扼性イレウスを起こす可能性を念頭に置く必要がある。

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