演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

子宮広間膜ヘルニアをきたした1腹膜透析症例

演題番号 : P-2-087

大谷 尚子:1、秋元 哲:1、三木 拓哉:1、沼田 暁彦:1、齋藤 修:1、濱野 慶朋:1、佐田友 藍:2、安田 是和:2、竹本 文美:1、安藤 康弘:1、武藤 重明:1、草野 英二:1

1:自治医科大学医学部付属病院 腎臓内科、2:自治医科大学医学部付属病院 消化器外科

 

症例は60歳代女性。糖尿病性腎症による慢性腎不全のため20XX年2月より腹膜透析加療中であった。翌年10月下旬より嘔吐および下腹部痛が出現した。腹部単純レントゲンで拡張小腸および二ボー像を認め、イレウスと診断し入院した。保存的加療にて経過観察したが症状改善せず、入院後の腹部CT検査で骨盤部に浮腫状となった腸間膜の収束像と小腸ループ像が確認された。本症例は過去に子宮筋腫による子宮摘出歴があることから癒着性イレウスの可能性を念頭に置き開腹術を施行したところ、子宮広間膜に生じた異常裂孔に回腸が陥入し絞扼されていた。絞扼解除により回腸の色調は速やかに回復したため腸管切除は行わず異常裂孔を修復し手術を終了した。術後は血液透析に移行し、シャント造設した後退院した。腹膜透析症例における子宮広間膜ヘルニア合併は非常にまれであると思われ、今回文献的考察を含めて報告する。

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