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開催回
第56回・2011年・横浜
 

胸腔鏡下横隔膜閉鎖術により腹膜透析を継続しえた横隔膜交通症の1例

演題番号 : P-2-085

中野 志仁:1、谷山 佳弘:1、中谷 嘉寿:1、松岡 稔明:1、高見 勝弘:1、南 憲司:2、岩崎 拓也:2、廣畑 健:2、木下 浩二:1、有馬 秀二:1、船内 正憲:1

1:近畿大学医学部 腎臓膠原病内科、2:近畿大学医学部 呼吸器外科

 

症例は55歳、女性。糖尿病性腎症による慢性腎不全のため平成21年9月に腹膜透析を導入した。体液管理は良好で経過していたが、平成21年12月の外来受診時、胸部レ線で右胸水を認めた。利尿薬の増量にても右胸水の著明な増加あり、精査目的で入院となった。胸水は漏出性で、胸水中の糖濃度は147mg/dlと血清より高値を示していた。99mTc-MAAを用いた腹腔シンチグラフィーでは、透析液貯留後早期より右胸腔に集積像を認め横隔膜交通症と診断した。同年1月に胸腔鏡下横隔膜閉鎖術を施行した。術中、横隔膜背側で4ヶ所のbullaを認め、この部位からの透析液漏出が考えられた。同部位を縫縮し手術を終了した。同年2月より腹膜透析を再開したが、胸水貯留なく経過良好のため退院となった。胸腔鏡下横隔膜閉鎖術により腹膜透析を継続しえた横隔膜交通症の1例を経験したので文献的考察と共に報告する。

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