演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

腹膜炎を契機に成人スティル病が顕在化した腹膜透析患者の一例

演題番号 : P-2-082

山村 剛:1、石川 洋三:1、宮本 兼玄:1、市川 健司:2、河田 哲也:1

1:独立行政法人国立病院機構 北海道医療センター 腎臓内科、2:独立行政法人国立病院機構 北海道医療センター リウマチ科

 

【症例】60歳代、男性。20XX8年10月、腎硬化症による慢性腎不全のため前医にて腹膜透析導入。2年後8月30日夜、突然の腹痛出現。前医受診するも排液は清明であり、発熱もなかったため、急性腹症との診断。しかしその後悪寒戦慄が出現、腹膜刺激症状も出現したため、当院紹介され、同日緊急入院。入院時透析液排液中の白血球が著明に増加しており、腹膜炎の診断にてCEZ1g/日の腹腔内投与を開始。排液中の白血球とCRPは改善したが微熱が持続した。入院時より時折関節痛を訴えていたが、抗生剤中止後、関節痛再発し、同時に発熱あり。抗生剤にて一時軽快し、10月1日退院するも関節痛は持続。5日40℃以上の発熱あり、再入院。CRP、フェリチンの著明な上昇と脾腫、WBCの上昇あり。精査にて各種感染症、悪性疾患否定され成人スティル病の診断。PSL15mg/日内服開始し、症状軽快した。腹膜炎に成人スティル病が合併した症例は極めて稀であり興味深いと考え報告する。

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