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開催回
第56回・2011年・横浜
 

M.gordonaeによる腹膜透析患者の出口部・トンネル感染に対し,出口部変更術が有効だった1例

演題番号 : P-2-071

広浜 大五郎:1、石橋 由孝:2、高良 洋平:2、城 愛理:1、河原崎 宏雄:1、久米 春喜:3、藤田 敏郎:1

1:東京大学医学部附属病院 腎臓内分泌内科、2:東京大学医学部附属病院 腎疾患総合医療センター、3:東京大学医学部附属病院 泌尿器科

 

【目的】M.gordonaeによる腹膜透析(PD)患者の出口部・トンネル感染に対し,出口部変更術が有効だった1例を経験したので報告する. 【症例】60歳代,女性.高安病を原疾患とする末期腎不全でPD歴は約3ヶ月.抗菌薬抵抗性の出口部・トンネル感染に対し,発症6週目でM.gordonaeが起因菌と診断.出口部変更術により根治し,カテーテル抜去を行うことなくPD継続中である. 【考察】PD関連非結核性好酸菌(NTM)感染は稀である.進展例での発見が多く,標準的治療法は未確立であり,治療にPDカテーテル抜去を要することが多い.培養陰性で通常の抗菌薬治療に抵抗性の場合はNTM感染を疑うことが重要である.原因菌種は主に迅速発育群に属する.緩徐発育群による報告は少数のみだが,全例で腹膜炎を呈している.当院での自験例7例もまとめ,PD関連NTM感染症早期診断の重要性,出口部変更術の有効性につき考察を加えた.

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