演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

急性腹膜炎による敗血症で心肺停止になるも救命できた腹膜透析患者の一例

演題番号 : P-2-068

湯藤 潤:1、谷津 圭介:1、藤田 恵美:1、小豆島 健護:1、山本 有一郎:1、坂 早苗:1、戸谷 義幸:2、安田 元:1、平和 伸仁:1、梅村 敏:2

1:横浜市立大学附属市民総合医療センター 腎臓内科 血液浄化療法部、2:横浜市立大学附属病院 腎臓・高血圧内科

 

【症例】60歳代男性、5年前から腎硬化症による末期腎不全で腹膜透析を導入・外来通院されていた。急性腹膜炎を認め緊急入院し、病棟入室後に心肺停止となった。心臓マッサージと気管挿管により心拍および自発呼吸再開し、ICUにて管理を行った。外来時での採血データはWBC 2570/μl, CRP 0.374mg/dlの上昇は認めていなかったが、プロカルシトニン 15.37ng/ml(正常値0.5 ng/ml以下)は上昇しており、敗血症性ショックと考え、抗菌薬を2剤併用ならびにγグロブリンの投与を行った。その後、全身状態改善し軽快退院となった。 【まとめ】早期の感染症マーカーとして、プロカルシトニンが近年利用されてきた。本症例でも早期にプロカルシトニンが上昇していたため、敗血症に対して積極的加療を行い、救命につながった。透析患者でのプロカルシトニンの報告は少なく、文献的考察を加え報告する。

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