演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

Stenotrophomonas maltophiliaによる難治性腹膜炎にてカテーテル抜去に至った一例

演題番号 : P-2-066

居神 麻衣子:1、村上 徹:1、植田 浩司:1、田路 佳範:1、吉本 明弘:1、鈴木 隆夫:1

1:神戸市立医療センター中央市民病院 腎臓内科

 

【症例】40歳代女性、IgA腎症による慢性腎不全にて20XX年3月より腹膜透析を導入した。翌年10月発熱、腹痛、PD排液混濁、炎症所見、排液細胞数増加を認めたため、PD腹膜炎の診断にて入院した。入院後よりCTRXの静脈投与、腹腔内洗浄を開始し、血液透析を施行したが、臨床的改善を得られず、第4病日よりCPFXへ変更した。PD排液培養よりStenotrophomonas maltophilliaを検出したため、第9病日より感受性に基づきST合剤、MINOへ変更したが軽快せず、第15病日PDカテーテルを抜去した。その後、腹痛は改善し、炎症所見は陰性化した。【考察】Stenotrophomonas maltophiliaによるPD腹膜炎は、非常に限られた抗菌薬にのみ感受性を示し、無効であればPDカテーテル抜去に至るため、治療に注意を要する。報告症例数が少なく稀少な一例と考え、文献的考察を加えて報告する。

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