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開催回
第56回・2011年・横浜
 

腹膜透析時の腹膜生検組織における凝固第V因子発現細胞の検討

演題番号 : P-2-044

別所 美智子:1、武田 敏也:2、野垣 文昭:3、呉 俊模:3、野坂 英樹:3、五十川 義晃:2、武田 智美:2、野村 啓子:2、松尾 陽子:4、森 典子:4、小野 孝彦:4

1:静岡県立大学 薬学部分子病態学、2:京都武田病院 透析センター、3:市立島田市民病院 腎臓内科、4:静岡県立総合病院 腎臓内科

 

【目的】これまで我々はクロルヘキシジングルコネートによる腹膜線維症モデルにおいて凝固第Xa因子が炎症を惹起し、その際、その補因子の凝固第V因子のマクロファージや筋線維芽細胞における発現の関与が示唆された(Saito et al. Perit Dial Int 29: 340, 2009)。そこで今回は、腹膜透析時の腹膜生検組織における凝固第V因子発現細胞を検討した。【方法】対象は腹膜透析中、あるいは休止中の合計9症例で、腹膜炎後の3例とEPSの1例を含み、PDチューブの抜去あるいは再挿入処置の際に行った腹膜生検組織を検討した。【結果】腹膜炎後やEPSの組織はCD68陽性マクロファージが浸潤し、第V因子の染色でも多くの陽性細胞を認めた。また線維化が強い組織では紡錘形の細胞での第V因子の発現も認めた。【考察】マクロファージや筋線維芽細胞における第V因子の発現が、炎症や線維化の進展に伴うことが示唆された。

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