演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

重症下肢虚血に対しLDLアフェレーシスを併用した症例

演題番号 : P-1-176

小村 泰雄:1、梅原 英太郎:1、田村 謙次:1、木村 朋生:1、小林 和哉:1、秋山 欣也:2、松本 尚:2

1:総合病院回生病院 心臓血管センター、2:総合病院回生病院 泌尿器科

 

【目的】糖尿病を背景にもつ透析患者の重症下肢虚血は、膝下の3分枝(前脛骨、後脛骨、腓骨動脈)の閉塞が多く、また血流自体は改善できても実際には皮膚潰瘍の改善が乏しく切断になる症例も少なくない。今回我々はPPIで血流は改善できたにもかかわらず、症状も皮膚潅流圧(SPP)も改善できなかった症例に対しLDLアフェレーシスを施行し改善できた症例を経験した。【症例】患者は69歳女性で糖尿病からの慢性透析導入になり、約2年半経過した症例である。約1年前に左下肢は同様に皮膚潰瘍から足首より末梢で切断となっており、今回は右下肢の皮膚潰瘍と疼痛で受診された。膝下動脈3分枝ともに閉塞認め、前脛骨動脈のみ末梢までの画像上の血流改善できたがSPPは20から19と改善できなかったが、単回のアフェレーシスよりSPPは30台以上に回復し切断を免れ現在に至っている。【考察】下肢切断回避にPPIとアフェレーシスの併用で奏功できた症例を経験したため文献的考察を加えて報告する。

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