演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

閉塞性動脈硬化症を有する血液透析患者に対するLDL吸着療法の治療効果

演題番号 : P-1-175

小串 哲生:1、坂本 和也:1、櫛田 隆久:1、熊谷 文昭:1

1:苫小牧日翔病院 腎透析センター

 

【目的】近年治療抵抗性のPADに対してLDL吸着が適応となり、薬物療法、PTA等の外科的治療、人工炭酸泉浴療法、フットケアとともに施行されるようになったが、その有効性については不明な点も多い。今回、PAD合併透析患者におけるLDLAの治療効果を評価し、DSALの有効性を検討した。【方法】Fontain分類2度以上の閉塞性動脈硬化症を有する透析患者6名に対し1クール施行し、治療開始前、1クール治療後、治療1ヶ月に評価した。測定項目は、LDL-cho, hs-CRP, フィブリノーゲン, NT-proBNP, 皮膚灌流圧SPP, 下肢-上肢血圧比ABI,脈波伝幡速度PWV, 臨床症状とした。【結果】LDLコレステロール、フィブリノーゲンは、1クール終了後に低下するが1ヶ月後にはやや上昇した。SPP, ABIについては1クール治療後に改善傾向がみられたが、1ヶ月後には効果は減弱した。疼痛、冷感については1クール終了後、1か月後も改善がみられた。【考察】PADを有する透析患者においてLDL吸着療法は、末梢循環改善に期待できるが、継続観察と治療が必要と考えられた。

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