演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

維持血液透析患者におけるTBI0.6以下の危険因子について

演題番号 : P-1-172

田中 仁英:1、小原 武博:1、田中 健太郎:3、海老根 東雄:2

1:小田原循環器病院 腎臓内科、2:小田原循環器病院 心臓血管外科、3:済生会神奈川県病院 腎臓内科

 

【対象、方法】当院外来通院中の維持血液透析患者で、ABI、TBI、baPWV、サーモグラフィーを施行できた84名(糖尿病:29名)を対象とした。臨床的背景、各種採血結果についても検討した。【結果】平均年齢:65.4歳、男性:51名、平均透析期間:103ヶ月であった。対象84名のうち、TBI0.6以下の群は、有意に糖尿病が多く、拡張期血圧が低く、脈圧、baPWVが高かった。多変量解析では、脈圧のみが有意に高かった。対象患者を糖尿病の有無により2群に分けた。糖尿病群は、有意に透析歴が短く、脈圧が高かった。ABI、TBIは低く、baPWVは高かった。血清リンは高い傾向にあった。サーモグラフィーによる皮膚温は有意な差を認めなかった。糖尿病群では、TBI0.6以下の群は、HbA1cと随時血糖は高い傾向にあった。【まとめ】脈圧の上昇は末梢動脈疾患の進行と関連しており、透析患者において動脈硬化進行を示す一つの指標となっている。血液透析後でも、末梢動脈疾患進行を防止するためには血糖管理が重要と考える。

前へ戻る