演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

インスリン療法にて頻回に低血糖を起こし、リラグルチドで良好なコントロールとなった糖尿病腎症による透析患者の一例

演題番号 : P-1-166

斉藤 丈洋:1

1:イムス記念病院 糖尿病・腎不全・透析センター

 

症例は60歳代男性。19XX年に2型糖尿病をしてされたが、放置。17年後に口渇、多飲、多尿が出現したため、近医を受診し通院加療を開始。末期腎不全のためさらに10年後11月より当院にて血液透析を導入。血糖コントロールは血液透析導入3年後2月まではミチグリニド30mg/日にて比較的良好であったが、同年3月に陰部膿瘍のため入院となり、強化インスリン療法へ変更。退院後も強化インスリン療法を施行していたが、全体的に血糖値が高値で推移していたが、朝食後に低血糖を頻回に起こすようになったため、朝食前のインスリンリスプロを徐々に減量し最終的に中止。インスリンが中止できると考え、ミチグリニドに再度変更してみたが血糖コントロールは悪化。リラグルチドに変更したところ、低血糖もなく、コントロールは良好となった。糖尿病腎症による血液透析患者に安全に使用できる薬剤は少ないためコントロールに苦慮する。リラグルチドはインスリンに比較し低血糖を起こしにくく、注射も1日1回で済むため、今後重要な薬剤になっていくと考える。

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