演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

リラグルチドが有効であった糖尿病腎症による透析患者の一例

演題番号 : P-1-165

斉藤 丈洋:1

1:イムス記念病院 糖尿病・腎不全・透析センター

 

症例は60歳代男性。19XX年に2型糖尿病と診断、近医にて通院治療を開始。食事療法が順守できず、血糖コントロールは不良であり、徐々に糖尿病腎症による腎機能障害が悪化。末期腎不全のため21年後6月4日に血液透析を導入され、以降当院にて外来透析を施行。血糖コントロールは強化インスリン療法を施行していたが、透析導入とともに食事療法のみで良好となった。しかし、徐々に血糖コントロールが悪化したため、その翌年10月よりミチグリニド30mg/日を開始。血糖コントロールが改善せず、強化インスリン療法に変更することを提案したが、煩雑であることを理由に同意されず。そのため、同年12月よりリラグルチドを開始した。その後、血糖コントロールは良好となり、さらに透析間での体重増加が減少した。糖尿病腎症による血液透析患者に安全に使用できる薬剤は少ないことから血糖コントロールに苦慮することが少なくない。今回、使用できることになったリラグルチドはインスリンに比較して低血糖を起こしにくく、食欲を抑制する効果があることから、今後重要な薬剤になっていくと考えられる。

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