演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

大腸菌菌血症に続発したrhabdomyolysisの1例

演題番号 : P-1-127

若林 良則:1、安達 美和:2、野崎 和也:2、篠崎 真吾:1、大橋 温:1、戸川 証:1

1:沼津市立病院 腎臓内科、2:沼津市立病院 総合内科

 

【症例】症例は70歳代,女性。20xx年5月17日に38℃を超える発熱・嘔吐・全身の脱力感,19日に赤褐色の尿を自覚して同日当院を初診。血圧155/85 脈拍95,浮腫を触知し,汎収縮期雑音とCVAの叩打痛を認めた。WBC 17,300/μL creatinine 1.93mg/dL CK 21,284U/L CRP 22.7mg/dL,尿蛋白(3+) 尿潜血(3+) 尿沈渣中白血球100↑/hpf 赤血球5-9/hpf,echoでは腎・腎盂尿管に著変なかった。尿路感染症に伴なう横紋筋融解症・急性腎不全と考えCEZ 2g/dayの経静脈投与と十分な補液を行なったところ,CK・creatinine・CRPはいずれも改善に向かい,約10日間の経過で正常化した。尿と血液の培養でいずれからも大腸菌が得られた。なお,入院時の心echoでは重症TRと肺高血圧症が示唆された。【考察】横紋筋融解症の原因として感染症は5%程度と少なく,しかもその殆どはウイルス性と集計されている。中でも大腸菌感染症に続発するものは頻度が低く,検索し得た範囲では内外合わせてわずか6例の報告にとどまる。比較的希な病態であるものと考え報告した。

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