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開催回
第56回・2011年・横浜
 

透析患者におけるプロカルシトニン(PCT)迅速キットの有用性について

演題番号 : P-1-124

小林 沙由里:1、篠田 佳世子:1、上村 元洋:2、田仲 紀陽:1

1:北条田仲病院、2:(医)紀陽会 田仲北野田病院

 

【目的】PCTは全身性細菌感染症で上昇するため、敗血症のマーカーとして臨床応用されている。ブラームスPCT-Q(イムノクロマトグラフィー法.Wako)は、PCTの半定量を簡易迅速に行えるキットである。今回、透析患者に対するPCT迅速キットの有用性を検討した。 【方法】透析患者48名に対してPCTを迅速キットで測定し、その他の検査項目や臨床症状、重症度などと比較検討した。また、陰性対象として一般健常人10名も測定した。 【結果】PCTが2+(2ng/ml)以上であった11例は、他の検査所見からも敗血症と診断される症例であった。ところがPCTが1+(0.5ng/ml以上)では、敗血症症例も存在する一方で、感染を認めない症例でも約半数が1+を呈していた。また、一般健常人では全て陰性であった。 【まとめ】PCT迅速キットは、敗血症の早期診断と治療に有用であると考えられるが、透析患者においては偽陽性の頻度も高く、その評価には注意が必要である。

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