演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

化膿性髄膜炎により死亡した維持透析中の68歳男性の一例

演題番号 : P-1-119

栗原 和生:1、藤野 文孝:1、新谷 紘史:1、渡辺 隆:1、宮内 義浩:1、伊良部 徳次:1

1:総合病院国保旭中央病院 人工透析センター

 

【症例】平成XX年12月より糖尿病性腎症のため維持透析中であった60歳代男性 【経過】翌年10月初旬より発熱、悪寒、腰背部痛の訴えがあり近医受診し、加療目的に入院となった。LVFX内服にて治療していたが、血液培養にてMSSAが検出されたため、CEZ、CTRXを投与されていた。入院10日目に意識障害をきたしたため、精査目的で入院12日目に当院転院となった。腰椎穿刺にて細胞数644/μL、多核球24%であり、化膿性髄膜炎と診断した。抗生剤をVCM、CTRX、ABPCに変更したところ意識レベルは改善したが、入院15日目に原因不明の心肺停止となった。20分で蘇生したが、全身状態は不良であり入院22日目に死亡となった。 剖検では脳軟膜表層に中等度白濁を認めた。また、感染性心内膜炎や脊椎炎など他の感染源は認めなかった。 【考察】透析患者は易感染性であり、かつ穿刺部からの菌血症を生じる可能性が高いため、原因不明の発熱、意識障害を来した場合、化膿性髄膜炎も考慮して早急に腰椎穿刺を行う必要があると考える。

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