演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

当院でのエンドトキシン吸着療法(PMX-DHP)の検討

演題番号 : P-1-046

岡 紀子:1、安冨 眞史:1、大西 孝宏:1、楠田 司:2

1:山田赤十字病院 腎臓内科、2:山田赤十字病院 外科

 

【背景】PMX-DHPは敗血症性ショックに対して行われ,近年エンドトキシンのみならず,様々なケミカルメディエーターの吸着除去が可能であることが示された.【目的】2008~2010年3年間の当院PMX-DHP施行例について,適応症,臨床データ等に関して検討した.【結果】施行症例は34例.救命症例17例.依頼科別に外科16(大腸穿孔13),呼吸器科7(特発性間質性肺炎6),内科5(原因不明3),胸部外科4(術後縦隔洞炎2,肺炎2),消化器科1(急性膵炎1),泌尿器科(気腫性腎盂腎炎1).救命率は呼吸器科29%,胸部外科0%の一方,外科61%と診療科間に差を認めた.血清エンドトキシンは9/34例(26.4%)に陽性を認めるのみだった.診療科間,転帰では血清エンドトキシン,炎症反応,凝固系に有意差は認めなかった.【まとめ】多くの症例はエンドトキシン陰性であるが,結果が出る前に治療を開始する為と考える.救命率は疾患により偏りがあるが,治療適応に関しては,当科に依頼した主治医の裁量に任せる為と考えられた.今後症例を重ね,適切に治療が行えるよう適応基準を検討する必要があると考えられた.

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