演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

エンドトキシン吸着療法(PMX-DHP)症例の検討

演題番号 : P-1-045

古殿 孝高:1、平川 陽亮:1、高橋 紘子:1、渋谷 祐子:1

1:NTT東日本関東病院 高血圧・腎臓内科

 

【目的】敗血症性ショックのPMX-DHPの有用性とその効果に寄与する因子を検討する。【方法】当院で2008~2010年のPMX-DHP施行例の基礎疾患,原因,原因菌,バイタル,検査値,効果,転帰,治療開始までの時間を検討した。【結果】症例28例(男女比=19:9,年齢70±10歳)、基礎疾患は心血管疾患20例,癌10例、原因は腹膜炎12例,肺炎9例,その他7例、入院科は外科10例,心臓血管外科7例,その他11例、収縮期血圧は治療前88±24mmHg,治療後115±24mmHgで有意に上昇した(p<0.05)。治療前後で平均WBC(12400→13200/μl),平均Ht(31.3→29.6%),平均plate(12.3→8.8万/μl),平均FDP(48.9→38μg/ml),平均Cr(2.7→2.6mg/dl),平均CRP(16→19.1mg/dl)で有意差はなかった。腹膜炎症例は、術後治療開始までの平均時間は生存群で10.3時間,死亡群で23.6時間。死亡症例の原因菌はMRSA,MSSAが多かった(35%)。生存群と死亡群で有意差を認めたのは、治療後血圧, 治療後体温,治療前後Ht,CRPだった。【結論】敗血症性ショックのPMX-DHPの治療効果は早期の導入でもたらされる。

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