演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

膜性増殖性糸球体腎炎に対してLDLアフェレシスを施行し、有効であった1例

演題番号 : P-1-036

田中 章仁:1、辻本 育子:1、常世田 智明:1、伊藤 裕紀子:1、杉浦 泰浩:1、中嶋 貴:1、瀬嵜 良三:1

1:名古屋掖済会病院 腎臓内科

 

【症例】60歳代、男性。既往は10年来の糖尿病、慢性C型肝炎、高脂血症、脳梗塞。20XX年1月より浮腫を自覚。TP 5.2g/dl、Alb 1.2g/dl、尿蛋白4.2g/日より、ネフローゼ症候群(NS)と診断。腎生検施行し、膜性増殖性糸球腎炎(MPGN)であった。4月よりステロイド開始するも効果乏しく、シクロスポリン追加した。不全寛解I型には至らなかったが、改善傾向と思われた。しかし、後に増悪した。翌年8月にLDLアフェレシス(LDL-A)を計6回施行した。その1年後の4月時点でTP5.7g/dl、Alb2.6g/dl、尿蛋白0.5g/gCrと改善傾向である。【まとめ】NSにおいては完全寛解あるいは不全寛解I型に持ち込むことが可能であった症例は比較的腎予後が良いことが示されている。また、近年難治性NSに対してLDL-Aの効果が報告されている。NSを呈したMPGNにおいても効果的であった。示唆に富む症例であり、報告する。

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