演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

悪性リンパ腫による腫瘍崩壊症候群・急性腎不全に対しCHDF施行および尿酸分解酵素製剤(ラスリテック)投与を行った一例

演題番号 : P-1-031

金城 孝典:1、古波蔵 健太郎:1、奥平 多恵子:3、富山 のぞみ:2、山里 正演:1、井関 邦敏:2、大屋 祐輔:1

1:琉球大学 循環器・腎臓・神経内科学講座、2:琉球大学医学部 血液浄化療法部、3:琉球大学医学部 内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座

 

【症例】特記既往のない50歳代男性.悪性リンパ腫(diffuse large B cell lymphoma)の急速な進行により,腹部大動脈周囲リンパ節が一塊となった腫瘍が下大静脈を圧排し静脈環流不全から急性腎不全(乏尿,BUN 70 mg/dl,Cre 2.23 mg/dl,UA 9.7 mg/dl,K 5.3 mEq/l)および意識障害を呈した.腫瘍容積が大きく,腫瘍崩壊症候群の発症ならびに高K血症の急速な悪化が予測されたため,CHO療法開始の同日よりCHDF施行し,尿酸分解酵素製剤ラスリテックを使用した.抗がん剤投与18時間後,CHDF開始12時間後にK 6.3 mEq/lを認めたが,第2病日にUA 0.6 mg/dl,第3病日でCre 1.06 mg/dlへ改善しCHDF離脱.その後,Cre 0.4mg/dl台で推移し意識障害も改善した.進行性に腎機能が悪化している状況であったが,CHDFを開始し尿酸分解酵素製剤を併用することにより悪性リンパ腫の急性転化に対する化学療法を迅速に行うことができた.

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