演題情報

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開催回
第56回・2011年・横浜
 

血液透析で改善したIfosfamide脳症・腎症の1例

演題番号 : P-1-025

西村 博昭:1、速見 浩士:1、和田 武子:1、白石 優美:1、谷口 賢二郎:1、牟田 裕美:1、田端 祐介:1、佐潟 芳久:1、岩倉 雅佳:1、蔵元 直也:1、榎田 英樹:1、中川 昌之:1

1:鹿児島大学病院血液浄化療法部

 

【症例】10歳代、女性。20XX年5月左肩痛を主訴に左上腕部骨肉腫および肺転移と診断された。CDDPとADMによる抗癌化学療法を計5コース施行後、11月9日に左上腕骨腫瘍辺縁切除と上腕骨頭挿入術を施行された。IfosfamideとVP-16による術後抗癌化学療法として、12月6日、7日、8日に Ifosfamide 3g/m2を投与したところ、9日から幻覚・錯乱を伴う脳症の症状と採血検査での腎機能障害(AKI StageII)が出現し、Ifosfamide脳症・腎症と診断された。Ifosfamideとその代謝産物除去治療目的に9日から3日連続で血液透析を3時間ずつ施行した。意識状態は10日には改善が認められ、12日には完全に回復した。また、透析治療は3回で終了し、腎機能は18日にはCre 0.53 mg/dlに改善した。【まとめ】本症例のように早急な改善が求められる重篤なIfosfamide脳症とメチレンブルー療法が無効なIfosfamide腎症の合併症例では、血液透析療法が有用な治療と考えられた。

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