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開催回
第56回・2011年・横浜
 

エリスロポエチン抵抗性難治性貧血を呈した胃前庭部毛細血管拡張症の透析患者の一例

演題番号 : P-1-021

宮本 和宜:1、長井 美穂:1、平山 浩一:1、樋口 貴士:1、今泉 雅博:1、丸山 浩史:1、垣田 朋子:1、小川 裕二郎:1、藤田 省吾:1、下畑 誉:1、小林 正貴:1

1:東京医科大学茨城医療センター 腎臓内科

 

【症例】60歳代男性。平成XX年に糖尿病性腎症による末期腎不全に対し血液透析導入、慢性C型肝炎・肝硬変に起因する汎血球減少に加え、5年後3月よりはESA抵抗性難治性貧血を呈していた。翌年の上部消化管内視鏡等の検査では明らかな出血源は同定できず、Hb 5.0~6.0 g/dL前後の難治性貧血は持続し、毎月数回の輸血を繰り返した。血液透析導入から9年後2月に再度、上部消化管内視鏡を施行し、胃毛細血管拡張症(GAVE)を示唆する胃前庭部の発赤・出血を認めた。同年3月にアルゴンプラズマ凝固法を計3回施行し、同年11月以降は輸血せずに経過した。 【考察】GAVEは透析患者の消化管出血性病変としての頻度が高く、時に難治性であることが報告されている。今回、ESA抵抗性難治性貧血患者において、内視鏡再検査でGAVEと診断し、アルゴンプラズマ凝固法にて改善を得た透析症例を経験したので、若干の文献的考察を加え報告する。

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