演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

血液透析患者へのポラプレジンク投与と貧血について

演題番号 : P-1-020

戸田 孝之:1、森 雄太郎:1、筧 咲紀:1、田中 啓之:1、藤井 徹郎:1、松井 則明:1

1:土浦協同病院 腎センター

 

【目的】ポラプレジンク(po)投与と血清亜鉛(Zn)、血清銅(Cu)、貧血について検討。 【方法】poを2ヶ月以上処方したHD患者20名の投与期間、理由、投与前後のHb,MCV,WBC,Fe,UIBC,Alb,CRPやESA投与量、輸血歴、投与後および2005年のZnおよびCu(n=45)などの関連を検討。 【結果】DM7、女性5、年齢61.5±6.8歳、透析歴の中央値5.7年、投与期間の中央値28.3ヶ月。po投与後は輸血例が減少(5→2例)。投与後Cuが基準範囲より低値の4例のうち2例で輸血施行中。後Cuと後WBCが相関(r=0.49,p=0.03)、後Cuと後のMCVが負相関の傾向(p=0.07)。投与後にMCV上昇(93.3±7.6→97.2±7.0,p=0.024)。Fe,UIBC,Tsat.は有意変化なくフェリチンは後に低下(p=0.01)。 【考案】投与開始時に消化管出血例多く、poの貧血に対する直接的効果は不明。長期に安全に使用できるが、稀にCu低値となりやすい患者で投与期間に関係なくWBC低下やMCV上昇伴う銅欠乏性貧血を誘発する可能性がある。 【結語】poは貧血改善に有効な可能性あるが症例によりCu測定が安全。

前へ戻る