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開催回
第56回・2011年・横浜
 

腎不全における血清Growth Differential Factor-15濃度の検討

演題番号 : P-1-018

長井 美穂:1、平山 浩一:1、張 紅:2、松永 恒明:2、下畑 誉:1、金子 洋子:2、多留 賀功:2、石津 隆:2、小林 正貴:1

1:東京医科大学茨城医療センター 腎臓内科、2:つくばセントラル病院 腎臓内科

 

【目的】Growth Differential Factor-15(GDF-15)は骨髄で分泌され、肝でのヘプシジン産生抑制を介し、鉄代謝・造血作用に関与している。今回、腎不全におけるGDF-15の病態への関与を検討した。 【方法】維持血液透析(HD群)120症例、CKD stage 4(CRF群)9症例、CKD stage ≦3(control群)27症例を対象とし、ELISA法にて血清GDF-15濃度を測定し、比較・検討した。 【結果】GDF-15濃度はHD群 6725.8±3237.8 pg/mL、CRF群 3478.7±2715.4 pg/mL、control群 1389.5±1621.2 pg/mLであり、HD群で他の2群に比して有意な高値(P=0.002, P<0.001)を認めた。GDF-15濃度とHb値との間にCRF群にて有意な負の相関関係(r=0.707, P=0.033)を認めたが、HD群では関連を認めなかった。一方、HD群ではhANPとの間に有意な正の相関関係(r=0.215, P=0.019)を認めた。 【結論】GDF-15濃度は腎不全で高値を示し、心・腎・貧血連関に関与している可能性が示唆された。

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