演題情報

ポスター

開催回
第56回・2011年・横浜
 

EPO製剤の糖鎖プロファイルと薬効に関する検討

演題番号 : P-1-014

出口 喜三郎:1、樋口 正人:2、友杉 直久:1

1:金沢医科大学 総合医学研究所、2:金沢医科大学 腎臓内科

 

【目的】腎性貧血の治療において、エリスロポエチン(EPO)投与が行われている。しかし、使用されるEPO製剤の薬効に差が認められ、この差はEPOを修飾している糖鎖の違いによると思われる。そこで、3種のEPO製剤の糖鎖プロファイルの違いを調べて薬効との関連性を検討した。【方法】3種のEPO(エポエチンα、β、κ)をN型糖鎖遊離酵素で遊離して蛍光標識後、弱イオン交換型カラムおよび水系順相型カラムで分離し、糖鎖プロファイルを比較した。また、Glu-C消化酵素で分解し、糖ペプチドをHPLC-MSで分析して糖鎖プロファイルの比較も行った。【結果】エポエチンαとβの糖鎖プロファイルは類似している。一方、エポエチンκはテトラシアリル糖鎖が少なく、ジおよびトリシアリル糖鎖が多い。また、LacNAcの繰り返し構造が、他の2種に比べて多く観られる。【考察】このような糖鎖プロファイルの違いが薬効の差になっているものと思われるが、詳細なメカニズムの解析は今後の課題である。

前へ戻る