演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

APD治療中に電位治療器を使用し、腹腔内に大量のエアーが貯留した一症例

演題番号 : O-1151

長嶋 昭憲:1、茨木 一夫:2

1:唐津赤十字病院 腎内科、2:唐津赤十字病院 内科

 

【症例】50歳代男性。糖尿病性腎症で腹膜透析を導入、夜間APD(ホームAPDシステムゆめ)®を行っていた。これまで非透析中に椅子式高圧電位治療器(HEF-K9000)を使用していたが異常はなかった。ある日APD治療中に電位治療を行ったところ、ゆめが突然操作不能となった。ゆめを切り離し来院させたところ著しい腹部膨隆を認め腹部単純CTで腹腔内大量のエアーが貯留していた。ツインバックを接続し腹臥位で臀部を拳上させ約1L脱気を行った。排液に混濁はなく腹膜炎は認めなかった。PDカテーテルや持参したAPDバックにピンホールは発見されなかったが、ゆめカセットは廃棄してありエアー混入の原因は特定できなかった。後日、模型を用いて電位治療器使用中にゆめを稼働させる再現実験を行ったところ、ゆめ本体から異常音と焦げるような異臭が生じ実験を中止した。ゆめカセットのプラスチック製の膜が損傷し空気が混入したと思われた。【まとめ】ゆめの使用説明書には電位治療器との併用は禁忌と記載されているが、APD患者に徹底させる必要がある。

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