演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

腹腔鏡にて確定診断した腹膜透析患者の癌性腹膜炎の一例

演題番号 : O-1148

秋田 渉:1、大西 剛史:1、石神 淳一:1、志熊 聡美:1、森 吉寛:1、浅井 友基:1、桑原 道雄:1、塚本 雄介:1、桑原 博:2

1:(医)秀和会秀和綜合病院 腎臓内科、2:(医)秀和会秀和綜合病院 外科

 

50歳代女性。20XX年8月に腎硬化症にてCAPD導入。同年12月大腸癌が発見された。術後PD再開の希望が強かったため、翌年3月に術式として腹腔鏡補助下S状結腸部分切除およびリンパ節郭清術を選択して施行。術後からHDへ移行。7月にCAPD再導入した。以後癌の再発も認めず安定した経過だったが、CAPD導入から3年後の6月発熱・腹痛・腹水混濁認め腹膜炎の診断にて入院。抗生剤加療に反応乏しく他の原因も並行して検索した。CTにて腹膜播種を疑わせる所見を認め、癌性腹膜炎を疑い腹水細胞診・PETなど施行したが、確定診断に至らなかった。最終的に腹腔鏡で腹腔内を直接観察、白色調の腫瘍を認め生検にて腺癌の確定診断を得た。原発巣については大腸癌の残存なのか、卵巣癌の合併かはっきりとしなかった。腹部手術後のCAPD再開の症例は多数報告されているが、腹膜透析患者の癌性腹膜炎についての報告は少なく、腹水細胞診の有用性など最近の知見を含めて報告する。

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