演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

併用(HD+PD)導入は生命予後を改善させるか?~3年間の後ろ向きコホート研究~

演題番号 : O-1145

植田 敦志:1、永井 恵:1、森本 まどか:1、斎藤 知栄:2、山縣 邦弘:2

1:なめがた地域総合病院 内科、2:筑波大学臨床医学系腎臓内科

 

【目的】当院の腎代替療法は、血液透析(HD)、腹膜透析(PD)、併用(HD+PD)の3方法で導入しており、導入方法による3年間のいくつかの指標と生命予後を比較検討した。【方法】当院で維持透析を開始した93名(HD65、PD18、HD+PD10)の導入後6ヵ月毎3年間の残腎機能、腹膜透過性(PD、HD+PD)、β2MG、生存曲線を測定した。【結果】残腎機能はHD群では低下しPD群、HD+PD群では3年間差が無かった。腹膜透過性はPDとHD+PD群では差が無かった。β2MGはHD:PD+HDでは導入時23.6±10.0μg/L:16.3±2.3、1年後31.7±9.8:19.4±5.4(p<0.05)、2年後31.4±8.5:20.6±3.0(p<0.05)と導入1、2年後でHDが高値を示した。生存曲線はPD+HDが有意に優れていた。【考察・結論】導入後3年間の検討では、残存腎機能保持ではPD+HDはPDと同等でHDより優れていたが、中分子除去の点でHDよりPD+HDが優れていた。腹膜機能保持ではPD+HDはPDと同等であった。生命予後はPD+HDが最も優れ、次にHD、PDであった。

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