演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

リン摂取量が血清アルブミン(Alb)値に与える影響~リンビンゴ使用による調査~

演題番号 : O-1074

牧野 順一:1、牧野 邦司郎:1、伊藤 孝仁:2

1:(医)牧野医院 泌尿器科、2:国立病院機構大阪医療センター 腎内科

 

【目的】リン摂取量を簡便に調査できるリンビンゴを使用し維持血液透析患者のリン摂取量と血清Alb値の関連を検討した。 【方法】133名(63.4±11.2歳、女49)を対象にリンビンゴを用いて2日連続のリン摂取量調査を2月連続で計4回行った。1日リン摂取平均値を3分位し、群間で血清リン値、リン吸着剤量、血清Alb値を比較した。また、血清Alb値への影響を重回帰分析で検討した。血清Alb値が低下しないリン摂取量をROC曲線から求めた。  【結果】リン摂取量は平均575 mg/dayであった。群間に血清リン値の差は認めなかったがセベラマーとランタンの処方量はリン摂取量が多いほど大であった。リン摂取量が多いほど透析前血清Alb値は高く、かつ1年前からの増加幅が大であった。リン摂取量はPCRと独立した血清Alb値の説明因子で、血清Alb値が低下しないリン摂取量閾値は551mg/dayであった。 【結論】リンビンゴを低Alb血症発生の予防に活用できる可能性が示唆された。

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