演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

感染Vascular access の検討

演題番号 : O-1065

辻本 大輔:1、中村 誠志:1、諏訪 惠信:1、塚 芳明:1、畑田 憲吾:1、濱田 信一:2、馬殿 正人:1

1:宝塚病院 内科、2:はまだクリニック 透析科

 

【目的】Vascular access(VA)感染の診断、治療、予後を検討した。【方法】2000年5月から2010年8月の間に感染VAで入院した連続47例(71±9歳、男女比=23:24)を対象とした。【結果】1) 感染VAの種類は、内シャント13例、 人工血管28例、テシオカテーテル6例であった。2) 局所症状としては、発赤25例(53%)、腫脹17例(36%)、排膿14例(30%)であった。全身症状としての発熱は30(64%)であった。3) 全例で抗生剤を投与したが、VA温存が可能であったのは7例にとどまった。40例ではVA再建を要した。4) 血液培養陽性は31例で、8例が敗血症などにより死亡した。そのうち5例はMRSA感染であった。培養陰性16例で死亡例はなかった。 5) 治療開始時のCRPは正常0.1から最高値34.3まで分布した。CRP 8以下で死亡例はなかったが、CRP高値でも治療効果があれば予後は良かった。【結語】全身症状を呈するVA感染では、VA再建率は高く、予後不良である。VA感染は全身症状が出現する前に発見し、早期治療を行うことが重要である。

前へ戻る