演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

HD患者における高尿酸血症の実態と尿酸除去量実測による除去効率に与える影響因子の検討

演題番号 : O-1056

張間 静香:1、植木 隼人:1、有本 守:1、後藤 哲也:1、児玉 直也:1、児玉 敏宏:1、前田 明文:1、重松 隆:2

1:(医)博文会 児玉病院 技士部透析室、2:和歌山県立医科大学 腎臓内科・血液浄化センター

 

【背景】HD患者における高尿酸血症の実態は不明部分が多いが高尿酸血症は心血管疾患発症や死亡の独立リスクとなり注目を集めている【目的】HD患者で高尿酸血症の実態を調査しHDによる尿酸除去の影響因子を除去量実測値から検討する。【対象と方法】1)安定したHD患者150名で尿酸分布を検討した2)維持透析患者8名にて、透析膜面積、QB、透析時間、QD変更の尿酸除去量に対する効果を検討した。【結果】1)高尿酸血症例は64名/150名で42.7%であった。DM例と非DM例には分布差がなかった2)尿酸除去量HD4h,QB230mL/min,QD500ml/minの条件下では約1000mg/HDが除去された3)尿酸除去量は透析時間とQB依存性が高く、透析膜面積、QD依存性はなかった【結論】HD患者でも高尿酸血症例は少なくない。高尿酸血症対策として薬物療法以前にHD療法で尿酸除去量増大を目指すべきであり、対応策としてHD時間延長>QB増大が有効で膜面積増加やQD増加は無効である。

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