演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

CAPD患者の甲状腺機能

演題番号 : O-1054

佐内 透:1、岡村 建:2、長嶋 昭憲:3、光武 涼子:1、実松 麻衣:1、陣内 寛:1、宮崎 博喜:1、岸 知哉:1、宮園 素明:1、池田 裕次:1

1:佐賀大学 腎臓内科、2:九州大学 病態機能内科、3:唐津赤十字病院 内科

 

【目的】甲状腺機能をCAPD患者で測定。【方法】男/女 11/3名、年齢64.6±11.8歳、慢性腎炎8名、糖尿病性腎症4名、腎硬化症2名。対象は、143名の血液透析患者で、統計は、対応のないpaired t testを用い、p<0.05を有意差とした。【結果】CAPD vs 血液透析;Thyroid-stimulating hormone (TSH) 2.45±1.43 vs 3.47±8.06 mU/l(not significant)、free triiodothyronine (fT3) 2.21±0.26 vs 2.19±0.44 pg/ml(not significant)、free thyroxine (fT4) 1.06±0.12 vs 0.95±0.20 ng/dl (not significant)、そして、tyroglobulin (Tg) 141±308 vs 46±77 ng/ml (p=0.004)であった。TSH、fT3、fT4は有意差なし。Tg は、CAPDで有意に高かった。【考察】Tgは過形成、腫瘍で高値をとるが、生理的意義は不明である。血中Tg濃度の臨床的意義は、甲状腺の刺激状態の有無、甲状腺の破壊性機転の有無、分化癌の経過追跡にある。【結論】甲状腺ホルモン濃度に有意差はなかった。Tg はCAPD患者で有意に高かった。

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