演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

敗血症患者におけるPMX施行前後での性ホルモン値の変動

演題番号 : O-1052

金井 尚之:1、渡邉 一郎:2、切田 学:1

1:東京警察病院 救急科、2:東京警察病院 外科

 

【目的】敗血症患者において、PMXによる性ホルモン値の変動を検討しその意義を探ること。【対象・方法】敗血症患者10例において、テストステロン(T)・エストラジオール(E2)・黄体形成ホルモン(LH)・プロラクチン(PRL)さらに成長ホルモン(GH)を初回PMXの前後で測定し、30日生存群と死亡群でその推移を比較した。【結果】PMXにより、E2が上昇し、PRLは低下した。生存群ではこの傾向がよりはっきりしていた。他のホルモンでははっきりした傾向は認められなかった。【考察】単球のHLA-DRを測定した研究から、PMXは免疫能を賦活化し、サイトカインにも影響を与えるといわれている。この反応としてE2の上昇がおき、下垂体系への刺激の低下からPRLの分泌が抑制された可能性がある。敗血症におけるPMXの有効性には様々な要因があるが、性ホルモンが関連した免疫能の賦活化が重要な要因のひとつの可能性がある。

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