演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

急性肺障害(ALI)に対しPMX-DHPを行った2例

演題番号 : O-1050

井戸本 陽子:1、萩原 暢久:1、高橋 和美:2、石田 良:2、竹内 一郎:1、森 優:1、草場 哲郎:2、中ノ内 恒如:2、納谷 佳男:1、茎田 佑司:3

1:京都第一赤十字病院 泌尿器科、2:京都第一赤十字病院 腎臓内科、3:京都第一赤十字病院 呼吸器科

 

重症肺炎の治療は抗菌薬を主体とした感染コントロールが最も優先されるが、時に感染が重篤化すると敗血症から急性肺傷害(ALI)や急性呼吸促迫症候群(ARDS)へと進展する。ALI/ARDSに対するPMX-DHPはいまだRCTの報告がなくALI/ARDS診療のためのガイドラインでも推奨されていない。しかし敗血症患者およびALI/ARDS患者において酸素化および循環動態を改善することが報告されている。PMX-DHPは内因性大麻を吸着除去するとされ、内因性大麻の漸減はサイトカインバランスを是正する。その結果、生体内環境は正常化へ向かい肺胞上皮細胞の炎症も鎮静化する。PMX-DHPはエンドトキシンのみならず内因性大麻の吸着を介した各種メディエータの調整により敗血症性ALI/ARDSの病態を改善する有用な治療法であると考えられる。今回2例のALI患者に対しPMX-DHPを行った。原疾患はそれぞれレジオネラ肺炎、誤嚥性肺炎であった。若干の考察を加えて報告する。

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