演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

左室補助人工心臓(LVAS)装着下の敗血症性ショックに対しPMX-DHPが著効した1例

演題番号 : O-1048

高田 英明:1、藤井 健:1、吉原 史樹:1、中村 敏子:1、瀬口 理:2、簗瀬 正伸:2、中谷 武嗣:2、藤田 知之:3、戸田 宏一:3、河野 雄平:1

1:国立循環器病センター 高血圧腎臓科、2:国立循環器病センター 移植部、3:国立循環器病センター 心臓血管外科

 

【症例】50歳代女性。17年前に拡張型心筋症と診断され、9年前より心不全症状が出現し徐々に増悪傾向にあった。心不全コントロールが不良であったため入退院を繰り返し、今回左室補助人工心臓(LVAS)の適応と考えられ当院入院となった。 【経過】2週間前より37℃前半の発熱を認め4日前から39℃台まで上昇した。CEZが投与されたが解熱せず、前日よりMEPMに変更されていた。しかし血圧が60mmHg台まで低下、敗血症性ショックをきたしたため、約5時間後よりエンドトキシン吸着療法(polymyxin B immobilized fiber column;PMX-DHP)を施行した。施行後30分経過した頃より血圧上昇を認め、施行中より昇圧剤減量が可能であった。終了後も血行動態は安定していた。 【まとめ】LVAS装着下で敗血症性ショックをきたした症例において、PMX-DHP施行により、LVASを交換することなく血行動態を改善し救命し得た。

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