演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

当院における維持透析中の関節リウマチ患者の経験

演題番号 : O-1028

中島 昭勝:1、片野 健一:1、北島 進:1

1:石川県済生会金沢病院 内科

 

当科において、導入前に関節リウマチ(RA)が発症した透析患者1名以外に、透析後RAが発症した透析患者を3名経験したので合わせて報告する。症例1:60歳代、女性。透析歴6年、透析導入18年前に発症。現在、プレドニン5mg/日内服で安定。症例2:60歳代、女性。透析歴5年、透析3年後に発症。プレドニン5mg/日、アザルフィジンEN500mg/日内服で安定。症例3:50歳代、男性。透析歴13年、12年後に発症。プログラフ1mg/日内服。ヒュミラ40mg/2週の皮下投与で安定。症例4:60歳代、男性。透析歴6年、6年後に発症。プレドニン2mg/日内服、アクテムラ600mg/4週の点滴投与で安定。(まとめ)慢性腎不全の原疾患としてRAは認識されているが、透析導入後にもRAは発症しうる。関節炎が持続する場合は、その原因として透析関連のアミロイドーシス、結晶誘発性関節炎以外にRAも念頭おきレントゲン検査、血清学的検査(リウマチ因子、抗CCP抗体、MMP-3)、核医学的検査を施行すべきである。内服治療以外に、生物学的製剤の使用によりコントロール可能となった症例を経験した。

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