演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

CKDを合併した高安病に対し腹膜透析(PD)を導入した2症例

演題番号 : O-1024

片桐 大輔:1、石橋 由孝:2、河原崎 千晶:1、高良 洋平:2、高澤 豊:3、久米 春喜:4、藤田 敏郎:1

1:東京大学医学部附属病院 腎臓内分泌内科、2:東京大学医学部附属病院 腎疾患総合医療学講座、3:東京大学医学部附属病院 病理診断部、4:東京大学医学部附属病院 泌尿器科

 

高安病(Takayasu's arteritis)は大血管の炎症を特徴とするが,腎動脈性の高血圧や二次性アミロイドーシスなどから慢性腎臓病(CKD)の原因にもなりえる慢性疾患である.近年の医療進歩により生命予後は改善しているが,脈なし病の別名の通り内シャント造設が困難な可能性があり,今後腎代替療法(RRT)の選択の際に難渋する症例が増加することが考えられる.今回我々は,高安病と診断されステロイドを長期に渡り内服していたが,CKDが進行し末期腎不全に至ったために腹膜透析(PD)を導入した2症例を経験した.導入時および1年後の腹膜機能検査および腹膜組織診では大きな問題がなく,CKDを合併した高安病に対するRRTとしてPD導入が有用である可能性が示唆された.

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