演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

血液透析症例における血清Corin濃度への影響因子の検討

演題番号 : O-1020

垣田 朋子:1、平山 浩一:1、樋口 貴士:1、今泉 雅博:1、丸山 浩史:1、宮本 和宜:1、長井 美穂:1、小川 裕二郎:1、藤田 省吾:1、下畑 誉:1、小林 正貴:1

1:東京医科大学茨城医療センター 腎臓内科

 

【目的】CorinはpreproANPを活性化ANPへ変換させる酵素でHeart Biomarkerの一つとして注目され、前回、血液透析症例では、血清Corin濃度は透析前後では有意差はなく、活性化ANP濃度はpreproANP濃度に関連している事を報告した。今回、血液透析症例の血清Corin濃度に関連する因子を検討した。 【方法】維持血液透析29症例、慢性腎臓病20症例を対象として、ELISA法にて血清Corin濃度を測定、臨床指標との関連を検討した。 【結果】血清Corin濃度と体重(r=0.342、P=0.0022)、血清Alb値(r=0.333、P=0.0195)との間に有意な正の、血清CRP値(r=0.309、P=0.0495)との間に負の相関関係が認められた。糖尿病の有無で区分すると、糖尿病例で有意な高値(P=0.0282)を認めた。 【結論】血清Corin濃度に関与する因子として、体重、Alb値、CRP値、糖尿病の有無が確認され、糖代謝もしくはそれに関連する動脈硬化が血清Corin濃度に関与している可能性が示唆された。

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