演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

血液透析患者における微量アルミニウム測定の検討

演題番号 : O-1019

惠 以盛:1、惠 らん:1、佐藤 誠:2、西 慎一:3

1:(医)山東第二医院 内科、2:(株)シノテスト、3:神戸大学大学院医学研究科 腎臓内科

 

【目的】近年、透析患者における体内へのAl移行は軽減されているが、未だAlを含有薬剤などを服用する機会は少なくない。従来のフレームレス原子吸光法(GF-AAS)による血清Al測定限界は約10ppbと、血清中のAlの正常値を測定するには感度不足と考えられている。今回、私たちは維持透析患者において、1ppbまで測定可能なHPLCによる高感度血清微量Al測定を試みた。 【方法】維持血液透析患者82名を対象に、蛍光HPLCによる高感度血清微量Al濃度を測定し(健常人136名をcontrol群)、患者背景因子(性別、年齢、透析歴、透析時間)、腎機能マーカー(血清Cr、血清β2-MG)炎症マーカー(血清CRP)などの各パラメーターとの関連を検討した。 【結果】透析患者のAl値の平均値は4.7ppbと、健常人の1.3ppbに比べ高値を示した。また、透析歴とAl値との相関は認められなかった。 【まとめ】高感度血清微量Al測定により透析患者における微量Alの存在が確認されたことより、体内Al移行についてさらなる注意が必要と考えられた。

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