演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

長期透析患者における臨床背景および生命予後についての検討

演題番号 : O-1018

住田 圭一:1、乳原 善文:1、諏訪部 達也:1、早見 典子:1、塚本 真貴:1、永澤 元規:1、服部 吉成:1、平松 里佳子:1、長谷川 詠子:1、山内 真之:1、星野 純一:1、澤 直樹:1、高市 憲明:1

1:虎の門病院 腎センター

 

【背景】血液透析(HD)患者は心血管死の高リスク群とされるが、長期HD患者における虚血性心疾患(IHD)合併頻度や予後についての報告は少ない。【目的】長期HD患者での臨床背景因子および生命予後について検討する。【方法】当院でHD歴20年以上の長期HD患者64例を対象に、臨床背景因子および長期生存に寄与する因子についてHD20年目のデータを基に検討した。【結果】年齢66.0±8.8歳、男性35例・女性29例、透析歴28.8±5.3年。IHDおよび糖尿病合併はそれぞれ12例、2例のみであった。死亡12例中、死因は感染症が9例と最多で、心血管死は1例のみであった。死亡例は生存例に比べ有意に導入年齢が高く、高血圧、喫煙歴、低アルブミン血症、貧血合併が多かった。多変量解析では、導入年齢およびHb値が死亡に寄与する独立因子であった。【結論】長期HD患者ではIHD合併や心血管死は少なく、感染症を含めた他の合併症管理が重要である。

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