演題情報

口演

開催回
第56回・2011年・横浜
 

OPCAにて血圧低下のため血液透析が困難となり腹膜透析を導入した一例

演題番号 : O-1007

小松 素明:1、徳山 博文:1、脇野 修:1、鷲田 直輝:1、林 晃一:1、伊藤 裕:1

1:慶應義塾大学医学部 内科腎臓内分泌代謝科

 

【症例】60歳代女性。19XX年より尿蛋白陽性、尿潜血陽性のため当科に通院していた。16年後に当院神経内科でオリーヴ橋小脳萎縮症(OPCA)と診断され、他院へ通院していた。その後、徐々にADLが低下し、その5年後の10月に同院に入院し、翌年1月頃より腎機能障害の進行を認め、同年3月頃からは尿蛋白4g/day以上、浮腫も出現し、精査加療目的に同年5月に当院へ転院となった。気管切開やADLなどを考慮し、腎生検及びステロイド投与は見送られ、左上腕に内シャントを造設し、血液透析導入となった。翌年9月にシャント閉塞認め、翌日に当科入院となった。入院後血液透析を行ったが、高用量カテコラミン使用にも関わらず透析中の血圧低下など透析困難が持続したため腹膜透析を導入した。OPCAのため、気管切開、BiPAP使用中でADL寝たきり全介助、血圧低下が著しい患者に対して、腹膜透析導入によりカテコラミンを使用することなく透析を継続できた。OPCA患者におけるCAPD導入は例が少なく、文献的考察を含めて報告する。

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